
「いい転職」は、あなたが決める
みなさま、突然ですが「いい転職」って何だと思いますか?
誰もが羨む大手企業に入社!厚待遇&高収入を得て、一生安泰の豪勢な暮らしを送りながら、着実にキャリアアップを目指していく。
国家資格を得られる専門職へキャリアチェンジ!一生食いっぱぐれない、高いスキルを身につけて、どこへ行っても通用する人材になるため、経験値を向上させていく。
残業ゼロのホワイト企業で新しいスタートを切る!精神的・身体的に負担のない業務量で、プライベートを充実させながら働く。
ここまで読んで「これはすべていい転職だ!」と思う人もいれば、「う~ん、どうなんだろう?」と疑問に思う人もいますよね。
そう。
まさにそれが答えです。
「いい転職」の定義なんてないんです。
ちむ子の転職
ちなみに私、ちむ子の直近の転職ヒストリーをご紹介してみましょう。
株式会社マイナビに約7年勤務。転職事業部において制作ディレクションを経験し、入社後2年でマネジメント職へ昇格。愛知県の中でも製造業が盛んな三河エリアを担当する中で、求人広告の制作ディレクションに従事するだけではなく、制作部・営業部の関係性構築、企業サイトやパンフレットなど新しい商材の販売推進を進める。
プライベートでは結婚後、妊娠、出産を経て職場復帰。名古屋エリアへ戻り制作部にて仕事をする中で、ベンチャー企業を立ち上げた代表からスカウトを受けて転職を決意。現在は事業部の部長として、人材紹介の立上げ・サービス企画はもちろん、企業広報、マーケティング、記事制作などのクリエイティブを担うなど、幅広い業務に携わる。
私自身のことをちょぉぉぉぜつカッコよく書いてみました。キャリアを積みながら出産を経験。復職後はベンチャーへの挑戦を決意して日々邁進している、かっこいい女性に感じませんか?(そんなイメージで紹介してみました。テヘペロ☆)
ではこのプロフィール文に”リアル”を追加してみましょう。
株式会社マイナビに約7年勤務。入社後2年でマネジメント職へ昇格。課長職は立場が変わるため、新しい経験に面白さを感じるものの、毎日ヘトヘト。仕事中心の毎日で充実はしつつも、歯を磨きながらイビキを掻いて寝るなんて日もたくさん。とはいえ賞与明細を見ると、ついつい目が輝いてしまい「もうちょっと」と粘りながら、頑張ってしまう。これではアカン。
結婚を機に夫婦で話し合って妊活スタート。世間はコロナ真っ只中の2020年5月に妊娠。育休中は『早く働きたい』とウズウズしながら約1年後に復帰。
ベンチャー企業を立上げた社長へスカウトされて『楽しそう』とシンプルに思ったため転職を決意。年収は下がるし、あまり経験のない営業職をすることになるし、ラクかラクじゃないかで言えば”ラクじゃない”仕事。日々変化しまくる仕事は疲れるけど、面白い。面白いけど寝落ちしちゃう。
さて私は「いい転職」ができたのでしょうか?
新しい職場でも以前と変わらず忙しくて、なのに収入は下がったのだから、こりゃいい転職とは言えないでしょ!
と思う人もいる気がします。このような考えも一つの正解です。
だけど私は、簡単じゃなくて大変だけど、ついでに言えば年収も下がったけど、ついつい仕事のことを考えてしまうくらい熱中してしまう面白さと、ベンチャーならではのしがらみのない自由を手に入れたと思っています。
だから、今から1年後にどうなろうと正解。私は私がこの転職を「いい転職」だと思っているので、世間的には”違う”という人もいるかもしれませんが、私は今の自分に満足しています。
夫の仕事観
みなさま、突然ですが「私の夫の名言」をご紹介します。
「仕事より、夕飯のメニューを考えることの方が大事だ!」
「時短勤務、最高。家族のために費やす時間が増えて幸せだ。フルタイムには戻れないぜ!」
「俺がフルタイムに戻るより、ちむ子の年収を100万円上げることの方がよっぽど簡単だ」
夫は『 仕事 < 家庭 』を体現している人だなぁ、といつも思います。ちなみに私が”仕事が好きだ”と言うと、夫から心底、気持ち悪がられます。
だけど私はそんな夫を尊敬しています。なぜなら、決められた時間内に責任を持って仕事をして、家庭のために尽力してくれているから。そして、キャリアアップや年収アップなんて一ミリも考えず、家族第一という確固たる軸を持って日々を生きているからです。
自分は何を選択すれば、幸せを得られるのか。
この問いに答えを出すことが、いい転職を叶える第一歩。世間でよく言われていること、他人から言われることなんかは一旦、脇に置いておいて、自分の気持ちに正直になって良いと私は思うのです。
……ということで、先陣を切って私から正直な気持ちを話しますと、私はガチャガチャが好きなのでフィギュアに囲まれて仕事がしたいです。
え?”なんの話だよ!”ですって?
私の夢の話です。言霊なんて言葉がある通り、言えば叶うかなって……。(テヘペロ☆)
皆さまもぜひ一度、自分の気持ちに正直になってみてください。