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キャリアコンサルタント「セブンティー」がやってきた!
2024年12月、我が社に彗星のごとく現れた「セブンティ―」。
当社の恒例行事として、新入社員紹介記事の中でのみ、紹介する社員を『あだ名で呼ぶ』という習慣がある。(普段は苗字+さんである。普通に)
今回は僭越ながらワタクシ、ちむ子がセブンティーの名付け親となった。
由来は至ってシンプルで、セブンティ―は170cm以上と高身長。英語に訳すとone hundred seventy(ワンハンドレッドセブンティ―)が正式な表記となるものの、長ったらしいためセブンティ―に落ち着いた。
私があだ名とその由来について本人へ提案すると、彼女はプスッと笑った後に「セブンティ―でいいですよ!」とサクッと了承してくれた。(ウケて良かった)
あだ名の件はさておき、彼女を一言で表現するならば『シゴデキ女子』という言葉が相応しい。セブンティ―が応募をしてくれた時、書類を見た私は社長へすぐさま打診した。
「私の判断で一次面接の最後に、二次面接の打診をさせてください!」と。
ここまで選考時に前のめりになることは稀ではあるが、当時の私にグッジョブと称賛の言葉を送りたい。
今回の記事では、セブンティ―が入社に至った背景から、現在の仕事、これからのセブンティ―についてご紹介したいと思う。
や、やばいッ、こんな記事を書いてしまったら、セブンティ―にキャリア相談の問合せが嵐のように降り乱れるに違いないッ!(期待値上げすぎました、申し訳ございません)
では、どうぞ!
採用の背景に不安が渦巻く
セブンティ―が当社へ応募をしてくれたのは2024年10月。当時、私は忙しかった。
嬉しいことに、当社のキャリア相談サービスが求職者の方々からご好評いただき、相談件数が徐々に増えつつあったからだ。
「ひ、人を、さ、採用してください!」
私は新メンバーの早急な採用を社長へお願いした。けれど同時に一方では、仲間を迎えることに対して不安感を持つという、矛盾した感情を抱いていたのだ。
というのも、当社のキャリア相談サービスは、面談して求人票を送り、内定までをサポートする“型の決まったサービス”ではない。
本人の状況に合わせて『転職する or しない』といった転職活動前の悩みから『自己分析』『求人票の見方』まで指南する。サポートの手厚さを重視しているため、相談者の方々からは「なぜ無料!?」と疑惑の目を向けられることさえある。
そんな当社のキャリア相談サービスを体現できる仲間って、そう簡単に採用できるものだろうか。いや、できない。(反語)
異色の経歴
詳細は割愛させていただくが、セブンティ―は新卒採用をメインとした人事担当や飛び込み広告営業、採用ベンチャーの立ち上げメンバーなど、多彩な経験を積んでいる。
人事、採用に関わる中で「求職者のキャリア支援」に興味を持ち、働きながらキャリアコンサルタントの資格を取得。(スゴイ!)
その後、数々の人材紹介会社の中から、Team Makeのキャリアアドバイザーとして働く選択をしてくれたのだ。
彼女が応募をしてくれた時、応募書類を見て、私は確信した。
「(この人だ……!)」
そして書類を見た私の頭は異常な速さで回転を始める。
「(大手コンサル会社で人事部門の立ち上げから、現場対応まで経験しつつ、経歴の中では飛び込み広告営業として働くなど、エネルギッシュな側面も持っている。直近ではベンチャー経験を積んでいるため、ベンチャーならではの“整わない環境”を乗り越える力もありそうだ……!)」
もはやこの時の私は、応募書類だけで名探偵コナンばりの推察力を発揮したわけだ。いや、これがほとんど当たっていたのだから、私ってほんとスゴイ。(自画自賛)
一次面接で彼女の口から語られたキャリアアドバイザーへの想いは溢れんばかり。
「きっかけは、人と企業のマッチングにおいて『企業の体制を整える』だけでは限界があると感じたことです。私自身も感じたことですが、本来やりたいこと、叶えたいことを一人きりで見つけていくことはとても困難です。自己分析が足りていない状態で転職活動を行い、入社まで至ってしまった場合、企業風土や仕事内容がマッチせず、退職という結果を生み出してしまうこともあるでしょう。
直近の会社では企業の採用支援に取り組みましたが、求職者支援をきちんと行うことこそが質の良い雇用を生み出すために必要不可欠だと感じたためキャリアアドバイザーを志望しています。
こうした想いの中、御社でなら、求職者の方々の自己分析や強みの発見、転職軸の整理など、私がやっていきたいと考えていた支援ができるのではないかと思ったんです」
面接開始から30分後、私の口からは「二次面接へ進んでほしい」という言葉が漏れ出ていた。
そして応募から約2ヶ月後の2024年12月、ついにセブンティ―が我が社へジョインしたのだ。(ジョインって言いたかった)
シゴデキ発揮
彼女は自身でも話すように、非常にメモ魔だ。(メモという言葉に魔人がつく上、”非常に”という形容詞が乗っかるほどなのである)
彼女の働く姿を盗み見ることで、私だけが勝手に知っていることだが、ノートに大量のメモを残すだけではなく、メモした内容をさらに分かりやすくルーズリーフにまとめ、自作のマニュアル本のようなものを作りあげている。
「入社1ヵ月半でA5ノートを60ページ使ってました」
60ページも書くことあるぅ!?と思ったが、我が社はコミュニケーション量が多く、私も言葉数が多めの人間なので、彼女のように一言一句逃さぬようしっかり書き留めたら、これだけの分量になるのだろう。
ただ沢山メモをしているだけの人であれば、わざわざ彼女の特徴の一つとして紹介することはなかった。だが彼女はメモしたことを次の日には体内にインプットし、現場で実行しているのだ。
まさか、あのメモをとるペンか、もしくはメモ帳がドラえもんからもらったひみつ道具とかだったりするのでは……!?(名付けてシゴデキペン~!)
冗談はこの位にしておいて、2024年12月に入社した彼女は、翌月に企業から内定通知をいただくまでの一通りの選考を自身の力でやり遂げた。
今年2月11日にはマイナビ転職フェアに人材紹介会社として出展。面談を実施した人のうち、4割以上の方々が、彼女からのサポートを引き続き受けたいと依頼してくれた。
面談時、彼女の表情はコロコロと変化する。
悩みを聞きながら心配そうに頷いたり、面接前の不安げな相手を励ますように笑顔でアドバイスしたり、時にはよい報告を聞いてほっと安心した表情を浮かべることもある。
私の心配は杞憂だった。
きっとセブンティ―なら、私たちが実現したいサービスを形にしていってくれるに違いない。