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産後のママはアイアンマンになるべきだ

「エッセイを書くにあたって」

”ママの一面”をnoteに


個人でnoteを運用していた頃のアカウントを閉じ、今や会社の広報担当として、このアカウントを育てるために邁進しているちむ子でございます。記事を読んでくださる皆さま、本当にありがとうございます!

実は私のモットーが1つありまして。

それは「顔出し」をSNSで行わないということです。(もしかしたら顔出しをする時が、いつか来るかもしれませんが……)

”言葉だけ”で自分自身の中身や、会社の考えをどれだけ届けることができるのか。実証したいという想いで運用しているnoteとXでは、人物の写真を公開していません。

じゃぁ、何をさらけ出してやろうか!(心はまるでデーモン閣下)

写真の代わりにさらけ出すとするならば、私のプライベートが分かるぶっちゃけ記事をさらけ出してやろうぞ!(※注:デーモン閣下キャラが抜けていません)

そう思い立ち、第一弾の記事では『ちむ子の産後』について、個人アカウントから引っ張り出してきた記事を加筆修正してアップすることにいたしました。

加筆修正するにあたっては「仕事」という要素を記事の中に詰め込んでいます。なぜって人材に関わるサービスを提供する会社の、広報用のnoteですもの。(好き勝手なことばかり書いていたら、社長に怒られますわ!)

……ということで前置きが長くなりましたが『ちむ子の産後エピソード』をどうぞ、お楽しみください。

「ちむ子の産後エピソード」

産後の衝撃


妊娠中も出産もそりゃぁ大変。でも、産後がここまで大変だとは!
あぁ、世界中のママ達よ。総じて全員、偉い!私たち、よく頑張ってますよ。お互いに褒め称えましょうよ。

私は当時、産後ハイと睡眠不足の入り混じったキンキンの頭で、ツライというシンプルな想いを、世界中の人達と共有したくなった。
——— そう、単純に言うとテンションがおかしかったのだ。

2021年1月末に初めて出産を経験し、母となった私。
産休中の約1ヵ月間は、アマプラで普段見ないドラマを観たり、組み立て納めじゃぁ〜とプラモを組み立てまくったり。
自分の時間を満喫しながら、子どもの誕生を心待ちにしていた。

産後、マタニティブルーに


さて、出産。

コロナ禍での出産だったため、付き添いNG。一人で陣痛を乗り切る必要があったわけだが、いかんせん勝手が分からない。

助産師さんに言われるまま、イテテテテと思いつつ朝食を済ませる。(早朝の5時に破水したため、お腹はペコペコ)
さらに助産師さんに言われるまま、腰をまわしていた。(腰を回転させると早めに赤ちゃんが出てくるとアドバイスをもらった)

病室で一人、ひたすら必死に腰をまわしていたら、様子を見に来てくれた助産師さんに「ずっとやってたんですか……!?」と驚かれてしまった。そして、痛いでしょうと、ベッドに寝かされた。

素直が取り柄の私だが、何でも素直にやればいいわけではないということを、この時に身をもって学んだ。

この後も紆余曲折あったが、破水から9時間で出産。割とすんなり出てきた方だと思う。赤ちゃんがスポンと産まれた後は「ワシやっただぜ!」というデッカい達成感に包まれ、我が子と出会えた喜びに満ち溢れた。

出産翌日。

「幸せ絶頂!さぁ楽しく育児を始めるぞ〜」…なんて、そう上手いこといかないのが、世の中っつうものだ。

私の場合、ホルモンバランスが崩れたせいか、まず理由もなく涙が溢れてきた。何が悲しいのか、泣きたくて堪らないのだ。
入院中は助産師さんに見つからないように、退院後は、1ヶ月間、育休を取ってくれた旦那に見つからないようにコソコソ泣いていた。

子育てに対する不安で私の目の前は真っ暗。

「誰でもいいからそばにいて」
「私と息子を2人きりにしないで!」

……そんなブルーな気持ちで一杯の毎日。自分で自分を制御できず、気持ちを立て直そうと思っても、どうすることもできない。
「情けない、みんな子育てに向き合えているのに、私にはその力がない」と自分を責め続ける日々が始まった。

1時間でも、いや10分でもいい。1人きりにしてほしい。育児から頭を引き離したい。だって子どもを目の前にするだけで、不安がむくむくと育ちはじめ、オギャァと泣き始めたらもうお終い。

「どこか痛いんじゃないか」
「死んでしまったらどうしよう」
「息が荒い気がするけど大丈夫なの?!」

小さかった不安が一瞬で成長を遂げ、巨人となり私を見下ろしている。
事実、子どもの息がちょっと荒くなっただけで、私はパニックになり、救急外来に行ったほどだ。

アイアンマンになりたい


スーパーマンでも、アンパンマンでもいいのだけど。性別を、そして人智を超えた存在に、産後のママは生まれ変わるべきだ!と、私は強く思った。

だって夜中は授乳でしょっちゅう起きなきゃいけないし、1日中、泣き叫ぶ我が子を抱っこして歩き回らなきゃいけない。乱れたホルモンで精神は不安定な上に、ボロボロの身体で育児に挑むなんて無謀だ!

例えばさ……。

睡眠ゼロでも平気なパワーと、何にも屈しない強靭な心。乳首は赤子の口が吸いつきやすいような丁度よい形状へ変化し、なにを食べても溢れる母乳。彼女の腕はたくましく育ち、赤子の身体を暖かく包み込む。……そう、彼女は変わったのだ。イクジウーマンに!!

※あくまでもイメージです

な〜んて感じに身体が変化してくれないものかね。生物の仕組み的にもっと屈強にカスタマイズしてくれんかね!神様よぉ!!


復職までの日々

育休という名のせいで「休む」というイメージが強い、育休期間。
あくまで私の見解になってしまうけれど、育休中の私を表すとするならば、身体は疲労困憊!気持ちはいつも心配!Hey!YO!という感じ。

思わず心のラッパーが現れてライムを刻んでしまったが、要するに大変ということだ。(要約しすぎ)

子育ては親にとって初めての体験である。
そして、一応マニュアルの代わりとなる育児本はあるけれど、子どもによって、また家庭環境によって育て方は異なる。だからこそ正解はないのだ。

この期間に私が学んだことは、周りの意見なんて気にせず「ツライことは辛い!と叫ぶこと」だった。

多くの人が離乳食を楽しく、可愛く作っていようとも、私はゆでた野菜をブレンダーで攪拌するあの時間がストレスで、離乳食づくりの最中にギャーーーぁぁぁぁぁ!と叫んでしまったことがある。(私の叫び声によって、昼寝中の夫は”ゴキブリが出た”と思い飛び起きた)

自分の中の”ツライこと”を認められるようになること。

意外と難しいこの課題をクリアできた時、私はやっと前向きな気持ちになれたような気がする。せめて精神的な負担だけはなるべく抱えないようにするために、復職に必要な心の準備の一つだと思う。

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