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「私は企業の採用担当者です。あなたへ面接をしてみますね」

「初めまして。私は株式会社Team Makeの採用担当ちむ子と申します」

——— ここで、応募者さん(※以下、応募者と略)へニッコリ。
ちむ子:「では具体的な質問へ入らせていただく前に、私たちの自己紹介からさせていただいても宜しいでしょうか?」

応募者:コクコク(頷く様子)

ちむ子:「ありがとうございます!私たちは、採用課題を感じる企業様への採用コンサルティング、求人広告代理店、そして企業様の組織コンサルティングや最近ではHP・SNSの立ち上げにも携わらせていただいております」

ちむ子:「私たち、まだ設立2年目の会社なのでホームページを立ち上げている最中でして…。恐らく調べても見つからない状態でしたよね?ご不安な点も多いと思うので、もし現時点でご質問があればお聞きしても宜しいですか?

応募者:「えっと…今は何名のメンバーがいらっしゃるんですか?」

ちむ子:「今は代表と私、ちむ子。そしてパートで活躍してくれている女性が1名いらっしゃいます。合計で3名ですね!」

応募者:「あ、そうなんですね…へぇ…」

ちむ子:「他のご質問は大丈夫ですか?

応募者:「一旦、大丈夫です」

ちむ子:「分かりました、ありがとうございます!では、私からもいくつかご質問していいですか?

【解説】
ここまでが、笑点でいえば「前座」にあたる部分です。
何がポイントなの~?と不思議に思われた方もいらっしゃいますよね。ズバリそれは、採用担当者から自己紹介をしている。という点です。

面接をはじめる際に「本日はご参加いただきありがとうございます」といった挨拶の後、いきなり質問へ突入していませんか?(ちむ子は、これまでの転職経験上、企業側から自己紹介をしてもらう機会はあまりありませんでした)

また、応募者さんへ質問をしてもらうことも重要ポイントの1つ。すでに疑問を持っているのなら早めに解消しておいた方が、その後の面接もスムーズに進んでいきます。

「今日はお互いを知る機会にできればと思うので、ざっくばらんにお答えいただければと思います!」

——— 相手が少し緊張しているような様子であれば、アイスブレイクをいれましょう。

ちむ子:「堅苦しい面接ではないので、リラックスしてくださいね
※ここで素敵なスマイルを光らせることができれば、より効果的でしょう。(ちむ子は、相手の言葉をPCでメモろうとすると、肩が上がって首がなくなり、カメのようになるため、WEB面接時はかなり気をつけています)

応募者:「はい、ありがとうございます!」

ちむ子:「では、自己紹介からお聞きしても良いですか?」

応募者:「はい、私は前職では営業を経験していました。個人向けの営業をしていたため、次は法人向けの営業がしたいと思い、御社に応募しました」

——— 自己紹介が早めに終わっちまったぞ。どうすっぺ!?

【解説】
”自己紹介=自己PR”の側面を持ってはいるものの、応募してくれた方々が必ずしも自己PRを強くするタイプの人とは限りません。採用担当者側から質問を投げかけることで「え!?そんなスキル持っているの?」なんて素敵な力を発見することも。そのため、少し身を乗り出し、ヒアリングしていくつもりで質問を進めるのも面接のコツの1つです。

■質問例
・前職の仕事はどのようなきっかけでご入社されましたか?
・入社した結果、身につけられたスキルは何ですか?
・退職理由を教えてください
・前職までの経験を、当社でどのように活かしたいですか?
■Team Make 面接時の質問例
・転職活動は職種、業種などで絞られていますか?
・転職を行う中で欠かせない条件は何ですか?
・今後叶えたいキャリアはありますか?

転職活動の軸を聞くことで応募者の叶えたいキャリアが見えてくることがあります。そのキャリアがもし自分の会社では叶えられない場合、アンマッチということに。そのため上記の3点の質問を当社では必ず聞いています。

「今回、募集を行う仕事内容のイメージは想像できますか?」

——— 未経験募集の場合は相手が「う~ん…」と悩んでしまうことも。それが当然といえば、当然なので、”ざっくりのイメージだけで大丈夫ですよ”と安心感を持ってもらう言葉をかけます。

応募者:「正直、企業の人事担当者へ何かを提案する…ってことしか分かりません…」

ちむ子:「ですよね!今は想像しづらいと思います。私たちの仕事は…(ここで仕事の説明)

応募者:「あぁ、そうなんですね!」

ちむ子:「実際に仕事内容を聞いてみてどうでしたか?難しそう…やってみたい…どんな感想でも良いのでお聞きしたいです

応募者:「難しそうではありますが、人材の仕事は興味がありましたし、自分のキャリアアップのためにも挑戦したいと思いました!」

【解説】
仕事への事前の理解を把握することは、ミスマッチを防ぐために重要なポイントです。また理解がなかった場合は、志望度を上げてもらうためにも今回募集する仕事の紹介をきちんと行うことが大切。

嘘をつく必要はないのですが、魅力的に仕事紹介をするスキルが必要です!(ちむ子は社長が自分の仕事を得意げに話している姿を、自分自身へコピペしております)

「話は変わりますが……私たちのような社員数の少ないベンチャー企業。入社に対して不安はありませんか?」

——— マイナス面をあえて質問に織り交ぜて、応募者へ意思確認することは大切。例え「不安です」という答えであっても、その不安が何かを聞くと、案外その場で解消できてしまうことだったりします。

応募者:「不安はありません!むしろ、少数精鋭の会社で自分のアイデアやスキルを発揮し、会社の成長に直結するような仕事をしたいと考えています」

ちむ子:「確かに応募者さんが経験してきた〇〇は当社ですぐに活かしていただけそうです。アイデアを発揮することが好きであれば、ルールが確立していない今の時点で、会社運営に繋がるような仕組み作りにも携われると思います

【解説】
マイナスになりそうな事柄に対して応募者がどのように感じているかは、今後の採用活動のためにもヒアリングしておくと良いでしょう。事前の対策を打ちやすくなりますし、応募者さんの不安内容によってはその場で解決できるかもしれません。

また相手に対して”採用したい”とこの時点で考えている場合は「あなたの〇〇が活かせる。あなたの叶えたい〇〇が実現できる」といった言葉を伝えて”お互いにマッチしている”という感情を高めておくことも有効です。

「私からの質問は以上になります。もし何かご質問があれば、お聞きできればと思うのですが…」

——— 最後は満面のニッコリ。笑顔は最高の武器です。(私の武器も効いているかしら…?)

応募者:「大丈夫です、ありがとうございました!」

ちむ子:「こちらこそ、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました」

【解説】
最後にもう一度、質問がないかどうか聞いておきましょう。よりお互いをしれたからこそ、質問が増えることはよくあります。ちむ子の経験上、このタイミングでの質問の方が多いように思います。(今回は質問なしパターンで書かせていただきました)

いかがでしたでしょうか?
これまでの面接を振り返って、少しでも「使える!」と思ったネタがあれば幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました!

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