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生理休暇、どうする?

生理休暇について話そう!

Twitterで「生理休暇」が話題となっており、早速、ワタクシちむ子は社長へ「これ、うちの議題として話しましょう!」と直談判した。

「おっけー!」と社長、快諾。

結論から申し上げますと、我が社で生理休暇をどう活用していくか(一応、社内規定には生理休暇制度はあります)という議題に対して答えは持ち越しになりました。

ですがこの記事を読み、生理休暇の導入や、生理休暇のあり方について「今一度、考えてみよう」と思っていただいたり、どう考えていくべきかの参考となれば幸いです。

生理休暇に対する世間の声

Twitter、note、ニュース記事などで生理休暇に対する考えを読んでいると、こんな声がありました。

  • 生理休暇をとると甘えていると思われそう

  • 頻繁に休むことでキャリアに影響しそう

  • 生理休暇をとりたい、と会社へ話しづらい(または言いたくない)

生理休暇をとりたいと話したところ、上司・周りの社員から”甘え” ”ズル休み”と捉えられてしまい、そのことが原因で休暇をとれずにいる人や、そもそも今の環境下で生理休暇をとりたいだなんていったら、周りに迷惑がかかると感じて、言い出せないという人もいるようでした。

男性2名・女性1名で話し合ってみました(まずはメンバー紹介)

世間の声を踏まえて、我が社で緊急ミーティングを開催!メンバーは下記の3名です。

★女性代表|ちむ子(永遠の21歳を語る31歳)
中学・高校の頃から生理痛は激重タイプ。ベッドの手すりを掴みながら、歯を食いしばり痛みに耐えていた。社会人になってからは仕事への影響を考え、生理痛を緩和する薬を飲みながら、コントロール。一度も生理休暇の取得をしたことがない。(そもそも過去の会社に制度があること自体、知らなかった)

★チームメイク社長|小林(30代前半)
相手の気持ちを聞いた上で冷静に意見を伝える、頭脳派クールタイプ。ミーティングでは、ちむ子とちむ兄の激論を冷静に聞きながら、鋭い一言で解決策へ導いていく。

★Team Makeの経営コンサルティングを担当|ちむ兄(30代後半)
社外から経営面のアドバイスをくださる、ちむ兄(詳細プロフィールは今後の記事で披露いたします)。気になりだしたら、追及が止まらない!通称「好奇心おばけ」。ポジティブなアドバイスでTeam Makeを引っ張るお兄さん的存在。

この3名で生理休暇について、どのように感じるか。そして、Team Makeではどのように運営していくべきか。について話し合いを行いました!

生理休暇について、どう思うか

まずちむ子が気になっていたのは、男性2人が生理休暇についてどのような思いをもっているのか、ということでした。

「つらい時は休んでほしいと思う」
「特に不公平感は感じないかな」

by 社長&ちむ兄

という答え。本人にしか辛さが分からない上に、毎月やってくるものであるため、むしろその中で生まれる”悩み”にどのように寄り添うか…に対して「難しい」と2人は感じていました。

例えば、部下が生理休暇をとった次の日。「大丈夫?」と声をかけることも、人によっては、答えづらい質問。体調を気遣いつつも、表立って気遣い過ぎると、そのことが本人の負担になることもあるのでは…?

by ちむ兄

この発信をしてくれたのは、ちむ兄。
確かに休暇を取得したものの、あまり大っぴらにはその話題に触れてほしくないと思う人もいるはず。
ということは、そもそも「生理休暇をとりたい」と会社・上司へ伝えることも負担になるのでは?

”生理を誰かに伝えること”について

生理についてオープンにしていこうという風潮もある昨今。それはそれで良いと思うのだけれど、オープンにしたい(オープンにできる世の中の方がいい)と思っている人ばかりではないと、ちむ子は思います。世間の声でもあったように「生理休暇をとりたい」と伝えること自体に、抵抗感がある人は多いのではないでしょうか。

声を上げられない人の気持ちに寄り添う。それが大事だと思う。オープンにしたくない人もいるのは事実。だから”オープンにしなきゃいけない空気感”は決して作ってはいけない。

by ちむ兄

生理に関わらず、相談したいと思った時に話せない環境であることが問題。相談しやすい姿勢を作っておくことが、会社・上司の役目だと思う。

by 社長

オープンにしたい(できる)人とオープンにしたくない人がいる場合、会社としては”したくない”と考える人の気持ちに寄り添いベースを作ることが必要かもしれません。

例えば…

  • 休暇の名称を変える

  • 男女問わず使える制度へ変える(生理以外でも使える仕組みにする)

といったところでしょうか。もちろん、毎月のことだからきちんと上司に理解してほしいと考える人もいるでしょう。だからこそ、会社・上司へ”相談しやすい環境づくり”に努める必要があると感じます。

そもそも有給はすべて消化しているのか

少し話はズレるけれど、有給をしっかり消化しきれていないことも問題の一つだと思う。有給とは別に生理休暇をつくるのであれば、そもそも会社として有給がきちんととれる環境かどうかも見直すべきなのでは。

by 社長

有給休暇は入社半年後に10日間付与する必要性があります。また年5日間、消化する必要性もあります。5日間の取得は法律上、必ず取っているとは思いますが、10日間まるっと取得している人はどれだけいるのでしょう?

生理休暇の取得のしやすさは、そもそも休暇の取りやすさに付随してくる問題。

また休みが多いことと、普段の働きぶりを繋げるべきではないと、ちむ子は思います。能力・スキルはその人の成果できちんと評価。その考え方があるか、ないかは、休暇の取りやすさに影響してくるのではないでしょうか。

それはそうだね。
ちむ子ちゃんも社長に言われて嬉しかったと言っていたけど「時間の長さ=生産性の高さ」ではないもんね。

by ちむ兄

はい!そうなんです。以前、社長へ「なぜ、私のような幼い子どもを持つ主婦を採用してくださったんですか?」と聞いたところ「限られた時間の中でしっかりと成果を出してくれると思ったから」と言って頂けて、ものすごく嬉しかったんです。

本人の資質・スキル・仕事への熱意…これらをきちんと把握し、認める環境づくり。難しいけど、大切ですね。

制度をつくる前に”なぜつくろうと思ったか”が大切

制度はただあるだけでは無意味。まずは”なぜつくるのか”を考えること。そして会社側が”なぜその制度を作りたいと思ったか”その想いを社員たちへ伝えることが大切だと思う。その想いに共感し、社員が安心して働ける。そんな環境が理想的だよね。

by ちむ兄

ここまで色々、議論を熱く(社長は冷静に)交わしてきた私たちですが、ちむ子の心の中は、まだモヤモヤとしていました。すべての人が納得できる、生理休暇の在り方ってなんだろう?という解決策を一生懸命、考えていたのですが、まさに五里霧中。考えれば、考えるほどドツボにはまっていったのです。

すると、ちむ兄から金言が…!

そう、まずは制度の仕組みを考える前に「なぜ」その制度を必要だと思うのか。そして、社員へこの制度を利用してほしいのは「なぜか」を考える。さらに考えるだけではなく、考えを「浸透させていくこと」が何よりも重要だと、気づけたのです。

まとめると…

ここまでの私たちの議論をまとめると、下記の事柄を実行しながら制度の導入を進めていくべきだと感じました

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  1. 制度を必要だと感じる人の声に徹底的に「耳を傾ける」

  2. 会社としてなぜその制度があるべきなのかを「考える」

  3. 制度を利用し、こんな風に働いてほしいという想いを「言語化する」

  4. 制度の仕組みを「整える」

  5. 会社の想いを社員へ「伝える」

  6. 制度の仕組みを社員へ「周知させる」

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会社として、生理休暇をどのような仕組みにしていくか、今後も諦めず考え続けたいと思います。そして、制度を整え、活用する社員が増えたら、一つの好事例として情報を発信していければと思っています!

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